中学生のモチベーションアップとNG例について

インフルエンシャルパーソンズが考える
「うちの子は勉強やる気ないから・・・」について

中学生の保護者様へ・・・やる気の無い子にどう接して行くべきか?

言っても聞かない、様子を見る、スマホやゲームばかり・・・
イライラしますよね。
やる気や自覚が無いのに言っても仕方ないと思いますよね。

しかしお子さんは本当にやる気が無いのでしょうか?
やる気に基準はありません。1人1人の中学生全員に勉強のやる気の芽は存在します。
少し求めることを下げるとやる気の芽は見つかります。

例えば実際の行動ではなく、成績が上がったらうれしいか?
わからない問題ができるようになったら「よしっ!」って感じるか?
効果的な勉強のやり方がわかればうれしいか?

など実際の行動の手前にある気持ちこそがやる気の芽なのです。
その芽を如何に育てるかが大切なのです。
やる気が無いって落胆しなくても、その手前の芽はあると思えばイライラも少なくなります。

ではどのように接して行くのがよいのか・・・

正直なところ正解はありません。
ただし、やる気の芽を摘むNGな行為はあります。
それは多少の我慢と器で防止できることです。
以下NG行為の代表例を紹介します。

スマホを取り上げる

これは一番簡単にでき、一番子どもが嫌がることです。

「次のテスト悪かったらスマホとりあげるからね」と言えば、子どもは危機感を持って勉強をするかもしれません。
しかし、これらでする勉強の行動は前向きではありません。

中学生の平均スマホ使用時間は約3時間と言われています。一番多い使用時間帯で、19時~21時と言われています。どうしてもスマホ依存が怖い場合はこれらの時間帯の範囲で、ルールを決めるに留めた方が良いです。中学生のコミュニティ等を考慮すれば、完全没収は避けるべきです。昔のテレビばっかりみて・・・と同じですね。

駄目出しや嫌味を言う

これは中学生に限らず誰でもモチベーションは上がらないですよね。
駄目なことに向き合う為には向上心がないと難しいものです。
良い部分を見つけることの方が難しければ、大人がその課題をまず解決しましょう。

「あなたは駄目な子だ」よりは、「やればできる子」の方が良い場合が多いです。
信じてあげることをやめないであげてください。

生活態度と勉強を混同させない

これが中学生の親御さんに一番多い課題です。
勉強をする気が無いのと、お風呂に中々入らないこと、部屋を片付けないこと、言いつけや家庭のルールを守らないことを勉強のやる気と混同してはいけません。

勉強はやる気が無くても、部活や人間関係ではしっかりとルールを守れている中学生は沢山います。完璧な人間はいません。勉強をしないことと、人として苦手なことを一緒にして𠮟ってはいけません。
勉強する=生活態度全般の見直しと考えてしまい、余計に勉強が大変なものとなってしまいます。

部活は頑張ってるのに・・
と言えるお子さんは生活態度と勉強のやる気を分けて、「やる気の芽」を見つけてください。

子どもがとあるきっかけでやる気になった時、そのやる気の芽を潰してしまうNGな言い方のいくつかの例をピックアップしてみます。

  • 「あなたは前もやるって言ってできなかったわね。だから今回もどうせやらないでしょ」
  • 「もし本当にやる気があるのだったら、まず生活態度から改めなければ信用できないよ」
  • 「やる気があるのならスマホやゲームを一旦やめないとね」
  • 「私が中学生の頃は毎日予習復習してから遊びに行ってたよ。あなたもそうしなさい」
  • 「○○ちゃんはやってるでしょ。なんであなたは出来ないの」
  • 「口で言う前にまず行動で示しなさい。できることあるでしょ、整理整頓とか」
  • 「普段のあなたを見ているととても信用できないわね」

ついつい言っちゃうこれらの言葉・・・これらの言葉では大人でもやる気になる人はいません。
ダイエットでもそうですけど、さあ頑張ろうかと思っているときに水を差されるとやる気ってなくなりますよね。特に嫌いな勉強であれば尚更です。

駄目なことが目につき、言いたくなってしまうお気持ちはわかります。
一旦視点を変えて、これはやる気の芽かも?・・・と思うようなことを日常生活で探してみてください。
必ず芽は潜んでいます。それをみつけたら純粋に喜んであげましょう。

「私はあなたがそうやって前向きになってくれてうれしい」という言葉をかけましょう。
この言葉を言うタイミングを日常生活で探せば以外にも芽は見つかるかもしれません。

やる気の芽が表れる瞬間は?

  • テストの結果が良かった時
  • テストの結果が悪かった時
  • 学力状況が可視化された時
  • 目標を言う時
  • 志望校や点数、順位など自分の勉強環境が整った時
  • 学校の先生や親に褒められた時

など中学生生活の中で、やる気の芽が表れる瞬間やきっかけは何度か必ずあります。
ただし、日常の中ではやる気のない行動や発言の方が目立ってしまいます。

やる気が無い≧やる気の芽

それは日常だからです。
ですからやる気の芽は貴重であり、必ず育てていきたいですね。

インフルエンシャルパーソンズが考えるやる気の手前にあるやる気の芽
そのきっかけを届けていきたいと思っています。

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